牡馬混合重賞の勝馬こそいないが、牝馬限定GⅢを勝った2頭が共に出走しており、2歳女王決定戦を名乗るだけの面目は保てるメンバー構成となった。ただ、重賞勝馬が2頭いるとはいえ、混戦だろうとは思っている。
本命はグレイシア。馬なりで6馬身ぶっ千切った新馬戦と出遅れて後方からの競馬となるも、ムチ2発で中山の急坂を物ともせずに駆け上がり勝利したアスター賞の内容から、この馬の実力が相当なものであることが分かる。アルテミスステークスで1番人気に推されたのも当然だろう。このレースで11着という思わぬ大敗を喫したのは、馬込みを気にする精神面にあった。だから、能力を活かすには外枠が当たって欲しいと願っていたが、16番という好枠を得る事ができた。しかも外にいる2頭がスタートに難がありそうな1戦1勝馬と6ハロン戦で先行していた馬なので、外から押し込まれる可能性はほぼゼロに近い。実力を遺憾無く発揮できる舞台は整った。極端な競馬で結果を残してきたこの馬に対して陣営がどのような戦法を採るのかにも注目したい。
グレイシア以外は横一線だろうと思っているが、一応序列は付けておこうと思う。
対抗はメイショウショウブ。牡馬混合GⅡデイリー杯2歳ステークスが負けて強しの2着。3着馬には2馬身半の差を付けており、牝馬同士の一戦なら主役級の扱いが必要だろう。
単穴はダノンファンタジー。ファンタジーステークスはまずまず強い競馬をしている。ラップタイムを見ても、距離延長は問題無いと言える。
連下はシェーングランツ。展開が嵌ったとはいえ、アルテミスステークス勝馬を無視する訳にもいかないだろう。
今回の勝負
4番 シェーングランツ
5番 メイショウショウブ
13番 ダノンファンタジー
16番 グレイシア
4頭ワイドBOX
スポンサーサイト