ジャパンカップの存在意義が問われだして久しいが、外国馬の参戦が2頭のみとなった今年の本レースにはJRAの苦悩が表れているようにも感じる。三冠牝馬アーモンドアイの参戦が無ければ、JRAは競馬マスコミに相当叩かれた筈だ。兎にも角にも、現時点で最強牝馬と目されるアーモンドアイが牡馬上位陣にどういう競馬をするのか、或いはどんな勝ち方をするのかが唯一の話題となっている。
本命はキセキ。昨年の菊花賞馬が本調子を取り戻した。前走の天皇賞(秋)の内容がそう感じさせるものだった。着順こそ3着だったが、強い競馬をしている。同世代のダービー馬には後れを取ったが、本来の実力を出せる今なら、年下の牝馬には負けられない。
対抗はアーモンドアイ。圧倒的な内容で同世代の牝馬を蹴散らし、強い相手を求めての参戦。ここに出走している古馬牡馬は一流とは言えない馬達ばかりなので、実力は当然通用する。
単穴はサンダリングブルー。日本馬で上記2頭以外に買いたい馬が居らず、外国馬である本馬をピックアップしてみた。実績的にはもう一頭のカプリの方が上なのだが、レース映像を見る限り、この馬の方に魅力を感じる。後方から競馬をするタイプだが、勝負処で自ら動いて行ける機動力があり、末脚を長く使える持続力もある。東京競馬場に合うタイプだと思う。フランシス・ベリー騎手の進言によって本レースを目標にし、早くから関係者が招待を希望していたという事実からも陣営の本気度が窺える。近年、全く良い結果が出せずにいる外国招待馬だが、出走馬の大半が微妙な実力しか持たない面子の今年なら、久々の好走も期待できるだろう。
今回の勝負
1番 アーモンドアイ
6番 サンダリングブルー
8番 キセキ
3頭ワイドBOX
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