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第74回皐月賞 考察

東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ) 東京 芝1800m 良
12.7 - 11.4 - 11.7 - 11.8 - 12.0 - 11.9 - 11.6 - 11.2 - 11.6  1.45.9
1着 イスラボニータ ③③③③
3着 クラリティシチー ⑫⑫⑩⑩
6着 ワンアンドオンリー ⑥⑥⑧⑧
前後半の比較ではスローペースとなるが、1000m通過は59.6秒と決して遅くはない。後半のラップタイムが優秀なレベルの高い一戦と見るべきだろう。レコード決着のおまけ付きでもあった。1着イスラボニータは最内枠から経済コースを通り、直線では2着馬(プレイアンドリアル)と併せ馬の形になって、これをクビ差退けた。レベルの高い一戦で勝ち切ったのだからこの馬は強いと認めざるを得ない。もう一頭注目しておきたいのが3着クラリティシチー。縦長の馬群の後方内々を追走、直線で外に進路を取り、上がり3ハロン最速の脚で1・2着馬を渋太く追い上げた。展開に泣いたのはいうまでもない。後方から追い込んで来たのはこの馬だけだった。


京都2歳ステークス(オープン) 京都 芝2000m 良
12.2 - 10.9 - 12.2 - 12.4 - 13.1 - 13.1 - 12.4 - 11.6 - 11.3 - 11.6  2.00.8
1着 トーセンスターダム ⑧⑧⑦⑥
スローペース。馬群は縦長で、ペースが緩んだ箇所でも詰まることはなく、後方にいた馬には辛い展開。それでもトーセンスターダムは逃げ粘るアグネスドリームをアタマ差捕らえた。強い競馬をしているが、9頭立てという少頭数のレースだったことを考慮しておかなければならないだろう。


朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ) 中山 芝1600m 良
12.7 - 11.0 - 11.4 - 11.7 - 11.8 - 12.2 - 11.8 - 12.1  1.34.7
1着 アジアエクスプレス ⑪⑩⑨⑦
3着 ウインフルブルーム ②⑤⑤③
ハイペースに近いミドルペース。1着アジアエクスプレスは中団から直線では外に進路を取り追撃開始。渋太く脚を使って、ゴール前で2着馬(ショウナンアチーヴ)と3着馬をまとめて差し切った。3着ウインフルブルームは好位からの競馬。外から上がって来た2着馬と共に坂上で先頭を窺うが、そこで力尽きてしまった。


ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(GⅢ) 阪神 芝2000m 稍重
12.8 - 11.9 - 13.0 - 13.0 - 12.9 - 12.9 - 12.5 - 11.6 - 11.6 - 12.1  2.04.3
1着 ワンアンドオンリー ⑧⑧⑧⑧
5着 タガノグランパ ⑮⑭⑫⑭
超スローペースなのに馬群は縦長となり、しかも後方集団がごちゃつく展開。1着ワンアンドオンリー、5着タガノグランパ共に不利な展開の中での競馬だったが、展開に恵まれた筈の逃げ・先行勢が悉く下位に沈んでいる結果をみれば、レースレベルが低かったと判断した方が良さそうだ。


シンザン記念(GⅢ) 京都 芝1600m 良
12.2 - 11.5 - 11.8 - 12.4 - 11.8 - 11.3 - 11.0 - 11.8  1.33.8
2着 ウインフルブルーム ②②②
3着 タガノグランパ ⑥⑦⑦
11着 クリノカンパニー ⑫⑪⑪
このレースも超スローペース。2着ウインフルブルームは3着馬に3ヶ2分の1馬身差を付けたとはいえ、展開に恵まれてのもの。勝馬で逃げたミッキーアイルを捉えることはできなかった。


京成杯(GⅢ) 中山 芝2000m 良
12.4 - 11.0 - 12.9 - 11.7 - 12.6 - 11.7 - 12.0 - 11.9 - 12.3 - 12.6  2.01.1
2着 キングズオブザサン ⑨⑩⑦⑥
3着 アデイインザライフ ⑯⑯⑯⑮
ミドルペース。2着キングズオブザサンは後方からの競馬。向正面から徐々に前へ進出し、外々を回って追い上げる。ゴール前、先頭を窺うかという所で一気に勝馬(プレイアンドリアル)に交わされてしまった。惜しくも勝てなかったが、強い競馬をしている。3着アデイインザライフは出脚が鈍く離れた最後方を追走。4コーナーでは大外を通って前に迫るも2着馬にアタマ差まで迫った所がゴールだった。上がり3ハロンは最速だったが、ラスト2ハロンのラップタイムを見れば分かる通り、展開に恵まれた感は否めない。


若駒ステークス(オープン) 京都 芝2000m 良
12.6 - 11.2 - 12.4 - 12.4 - 12.4 - 12.4 - 12.1 - 11.7 - 11.3 - 11.5  2.00.0
1着 トゥザワールド ⑥⑤⑤④
スローペース。トゥザワールドは縦長の馬群の後方を追走。4コーナーで前に並びかけ、直線では追い出しのタイミングを計る余裕があった。追い出されると、鞭を使うまでもなく前を交わして、最後は流していた。快勝だったが、8頭立てという少頭数のレースだったことに加えて、逃げ・先行勢が悉く下位に沈んだ低レベルの一戦だったことは考慮しておかなければならない。


きさらぎ賞(GⅢ) 京都 芝1800m 稍重
13.0 - 11.5 - 11.3 - 11.6 - 12.5 - 12.2 - 11.9 - 11.6 - 12.0  1.47.6
1着 トーセンスターダム ⑤⑤⑤
ミドルペース。トーセンスターダムが逃げ粘る2着馬(バンドワゴン)をアタマ差交わして勝利。


共同通信杯(GⅢ) 東京 芝1800m 良
13.0 - 11.6 - 12.1 - 12.6 - 12.9 - 12.5 - 10.9 - 10.9 - 11.6  1.48.1
1着 イスラボニータ ④③③④
2着 ベルキャニオン ⑥⑦⑥⑦
超スローペース。1着イスラボニータは好位の内を追走。直線ではマクってきた3着馬(サトノアラジン)を先に行かしてその外に持ち出し、馬なりのまま先頭に。鞭が入ると反応良く加速し、迫って来ていた2着馬を振り切って快勝。ただ、展開に恵まれたのも事実。2着ベルキャニオンは中団の内を追走し、直線では勝馬に迫ったが、最後は振り切られてしまった。


アーリントンカップ(GⅢ) 阪神 芝1600m 良
12.6 - 11.1 - 11.5 - 11.5 - 12.1 - 11.6 - 11.1 - 12.5  1.34.0
2着 タガノグランパ ②②②
ミドルペースだが、逃げた馬が後続を離して逃げた為、2番手以下の馬にとってはスローペースだっただろう。タガノグランパは道中の位置取りのまま2着確保も、勝馬(ミッキーアイル)には3ヶ2分の1馬身差付けられる完敗。


すみれステークス(オープン) 阪神 芝2200m 良
12.8 - 12.0 - 12.3 - 13.7 - 13.5 - 13.5 - 12.9 - 12.0 - 11.4 - 11.4 - 12.1  2.17.6
1着 スズカデヴィアス ④③③⑤
6着 コウエイワンマン ⑥⑥⑥⑥
超絶スローペース。7頭立てのレースで走破時計も遅く、低レベルな一戦。特に見所は無い。


弥生賞(GⅡ) 中山 芝2000m 良
12.4 - 11.0 - 12.2 - 12.8 - 12.8 - 11.9 - 11.9 - 12.3 - 11.9 - 12.2  2.01.4
1着 トゥザワールド ⑦⑦⑥④
2着 ワンアンドオンリー ⑨⑩⑧⑧
3着 アデイインザライフ ⑥⑤⑥④
5着 キングズオブザサン ⑪⑪⑪⑪
スローペース。1着トゥザワールドは中団から外を回って先行勢に取り付き、直線半ばで完全に抜け出すと猛追して来た2着馬を何とか凌いで優勝。2着ワンアンドオンリーはトゥザワールドの後ろでの競馬。4コーナーから直線入った所ではかなりの差を付けられたが、エンジンが掛かると矢のように伸びて勝馬をハナ差まで追い詰めた。この2頭は長く脚を使っており強い競馬をしている。


フラワーカップ(GⅢ) 中山 芝1800m 良
13.0 - 11.8 - 12.3 - 12.5 - 12.5 - 12.2 - 12.5 - 11.9 - 12.6  1.51.3
1着 バウンスシャッセ ④④⑤④
スローペースに近いミドルペース。バウンスシャッセが好位追走から直線半ばで一気に突き抜けて快勝。ただ、走破時計は遅く、レースレベルに疑問符が付く。


ファルコンステークス(GⅢ) 中京 芝1400m 良
11.9 - 10.3 - 10.8 - 11.9 - 12.2 - 11.8 - 12.3  1.21.2
1着 タガノグランパ ⑬⑬⑮
ハイペース。展開を利してタガノグランパが重賞惜敗続きに終止符。


若葉ステークス(オープン) 阪神 芝2000m 良
12.4 - 10.6 - 12.3 - 12.6 - 12.6 - 12.8 - 12.2 - 12.1 - 11.8 - 12.0  2.01.4
1着 アドマイヤデウス ⑨⑨⑪⑪
2着 ウインフルブルーム ③③③③
ミドルペース。1着アドマイヤデウスは後方で脚を溜め、直線で追い出されると良い伸びを見せて快勝した。2着ウインフルブルームは勝馬との追い比べで完敗を喫した。


スプリングステークス(GⅡ) 中山 芝1800m 良
12.4 - 11.4 - 12.0 - 12.4 - 12.1 - 12.1 - 12.1 - 11.7 - 12.2  1.48.4
1着 ロサギガンティア ⑨⑨⑤③
2着 アジアエクスプレス ⑦⑧⑧⑦
3着 クラリティシチー ⑪⑪⑩⑤
6着 ベルキャニオン ⑨⑨⑫⑪
ミドルペース。1着ロサギガンティアは出遅れて後方からの競馬となったが、道中徐々にポジションを上げていき、直線半ばで抜け出して快勝。2着アジアエクスプレスは中団からの競馬。直線に入ってもなかなかエンジンが掛からなかったが、坂上からは良い伸びを見せた。休養明け初戦としては良い内容だろう。3着クラリティシチーは勝負処から大外を通って前へ進出、直線では勝馬と一緒に先頭を窺うが、そこから突き放されてしまった。勝馬とは通ったコースの差があり、着差程の差は無い。



毎日杯(GⅢ) 阪神 芝1800m 良
12.6 - 11.3 - 11.5 - 12.0 - 12.3 - 12.0 - 11.9 - 10.7 - 12.4  1.46.7
3着 ステファノス ⑨⑧⑥
スローペースに近いミドルペース。ステファノスは勝負処で4着馬(ラングレー)に外から来られて、仕方なく前へ進出。直線では一旦先頭に立つも、早仕掛けが祟って最後に内から2頭に交わされてしまった。

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