逃げて結果を出したゴールデンハインドとケイアイドウソジンが積極策を取り、その後にナムラクレセントが続く展開だろう。前2頭はペースを落としたくてもナムラクレセントがそれを許さない。となれば、かなり厳しいレースになりそうだ。
オルフェーヴルには一抹の不安もあるが、実力を素直に信頼。前が崩れる展開なら願ったり叶ったりのウインバリアシオン。少々の展開的不利ぐらいなら豊富なスタミナで跳ね返せるナムラクレセントをピックアップ。後は、良馬場とある程度流れるペース想定で好走条件が揃ったビートブラック及び成長力込みで期待したいクレスコグランドを追加する。
今回の勝負
1番 ビートブラック
3番 ナムラクレセント
11番 ウインバリアシオン
12番 クレスコグランド
18番 オルフェーヴル
の5頭ワイドBOX 各500円
計5,000円
スポンサーサイト
万葉ステークス 京都 芝3000m 良
13.4 - 12.1 - 12.5 - 12.8 - 12.6 - 12.5 - 13.1 - 12.6 - 11.7 - 11.8 - 12.3 - 12.4 - 12.7 - 12.0 - 12.4 3.06.9
1着 ゴールデンハインド ①①①①
5着 モンテクリスエス ⑤⑤⑤⑤
6着 トウカイトリック ⑥⑨⑨⑥
1000m毎のラップタイムは63.4 - 61.7 - 61.8。ゴールデンハインドの勝因は最初の1000mで単騎逃げに持ち込んだことだろう。向正面で他馬に一旦は交わされるもすぐに先頭を奪い返し突き放した。直線もペースは落ちず、2着馬に4馬身差を付ける圧勝だった。なかなか強い勝ち方だが、これは展開に恵まれた感。
日経新春杯(GⅡ) 京都 芝2400m 良
12.3 - 11.0 - 11.3 - 12.2 - 12.3 - 12.5 - 12.4 - 12.8 - 11.8 - 11.5 - 11.7 - 11.9 2.23.7
4着 ビートブラック ②②②②
10着 ナムラクレセント ②②②③
ハイペース且つラスト4ハロンでの末脚の持続力勝負となったなかなかレベルの高い一戦。4着ビートブラックは先行策から直線では一旦先頭に立った。同じような位置にいたナムラクレセントはこのペースでも行きたがって、勝負処では余力が残っていなかった。
京都記念(GⅡ) 京都 芝2200m 良
12.6 - 11.7 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.2 - 12.4 - 12.0 - 11.3 - 11.8 - 12.4 2.12.4
3着 ヒルノダムール ⑧⑧⑧⑦
6着 ウインバリアシオン ⑨⑨⑧⑦
ラップタイムの上下動が少ない一貫したミドルペースの一戦。3着ヒルノダムールは上がり3ハロン最速の末脚で前に迫ったが、勝馬はともかく、追い比べで2着馬にも突き放されてしまった。6着ウインバリアシオンは直線で鞍上が振り返ってトモを確認する動作を何度か見せており、全力で追っていない。このレースは参考外。
ダイヤモンドステークス(GⅢ) 東京 芝3400m 良
12.9 - 12.0 - 12.7 - 13.0 - 12.9 - 13.2 - 13.1 - 13.9 - 13.8 - 13.7 - 13.6 - 13.2 - 12.2 - 11.4 - 11.2 - 11.5 - 12.5 3.36.8
1着 ケイアイドウソジン ①①①①
2着 ギュスターヴクライ ⑩⑨⑦⑨
6着 ビートブラック ④⑤⑦⑥
7着 トウカイトリック ⑭⑮⑯⑮
1000m毎のラップタイムは63.5 - 67.7 - 61.6。距離が400m長いことを考慮しても、1000mから2000m間のラップタイムが万葉ステークスよりも6秒遅い。このレースのレベルの低さを物語っている。優勝したケイアイドウソジンは勿論展開に恵まれてのもの。2着ギュスターヴクライにしてもラスト1ハロンで脚が鈍った勝馬を追い詰めただけ。6着ビートブラックは好位から直線では前にいる馬の間を割ったが、その後は伸びずバテず。道中のペースがある程度流れた方が良いタイプなのかもしれない。
阪神大賞典(GⅡ) 阪神 芝3000m 稍重
13.3 - 12.3 - 13.3 - 13.6 - 12.4 - 12.7 - 12.3 - 13.9 - 13.2 - 12.2 - 13.2 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 13.4 3.11.8
1着 ギュスターヴクライ ⑤⑥⑤④
2着 オルフェーヴル ②②⑨⑥
3着 ナムラクレセント ①①①①
4着 ヒルノダムール ⑧⑧⑥⑤
5着 ジャガーメイル ⑥⑦③②
6着 トウカイトリック ⑨⑨⑧⑨
10着 ビートブラック ③③②②
1000m毎のラップタイムは64.9 - 64.3 - 62.6。レースが進むにつれてペースが早くなっている。ただ、ラップタイムの上下動が大きい幻惑ペースとなっている。3角で逸走しつつも2着となったオルフェーヴルの実力は疑いようがないが、その気性をコントロールしなければならない鞍上との相性の悪さはやはり気掛かり。優勝したギュスターヴクライは好位の内々をロス無く追走。自分のペースを守って勝ったが、ラスト1ハロンのラップタイムを見ると手放しで高評価することはできない。3着ナムラクレセントは出遅れて中団追走も1週目4角手前で一気に先頭に出ると最後の直線半ばまでそれを守り通した。4角ではジャガーメイル、最後の直線ではヒルノダムールの追撃を受けたが、粘り通して3着を死守。この馬のスタミナはやはり現役屈指と言える(ヒルノダムールにはオルフェーヴルに受けた不利が確かにあったのだが……)。10着ビートブラックは稍重馬場が応えたようだ。
日経賞(GⅡ) 中山 芝2500m 重
7.0 - 11.7 - 12.3 - 12.0 - 12.0 - 12.8 - 13.1 - 12.9 - 12.9 - 12.9 - 12.5 - 12.3 - 13.0 2.37.4
2着 ウインバリアシオン ⑭⑭⑩⑧
4着 コスモロビン ⑩⑨⑨⑧
7着 ケイアイドウソジン ②②②②
8着 フェイトフルウォー ⑥⑥⑤⑥
12着 ユニバーサルバンク ⑫⑫⑬⑬
ハイペースだが、これは大逃げを打った勝馬ネコパンチが作ったもの。後続は10馬身以上離されており、実質ミドル若しくはスローペース。2着ウインバリアシオンは重馬場をものともしない末脚で実力を示した。後方からの競馬しかできないので、どうしても勝ちみに遅いが、低く評価する必要はない。
大阪杯(GⅡ) 阪神 芝2000m 稍重
13.2 - 12.2 - 13.7 - 13.2 - 12.9 - 12.7 - 12.3 - 11.9 - 11.2 - 12.2 2.05.5
3着 トーセンジョーダン ①①①①
4着 ローズキングダム ⑦⑦⑦⑦
1000m通過が1.05.2。レースの前後半で4.9秒もの差がある超絶スローペース。走破時計も遅く、稍重馬場という要因を考慮してもレベルの低い一戦と言わざるを得ない。しかも4角最後方にいたショウナンマイティに全馬まとめて差し切られたのだから、他の出走メンバーのレベルは言わずもがな。
大阪‐ハンブルクカップ 芝2400m 良
12.8 - 11.4 - 12.2 - 12.0 - 11.7 - 12.2 - 12.0 - 12.2 - 12.4 - 12.5 - 11.8 - 13.1 2.26.3
1着 ユニバーサルバンク ⑥⑦⑥⑥
3着 クレスコグランド ⑩⑩⑩⑥
5着 モンテクリスエス ⑪⑪⑪⑧
8着 ゴールデンハインド ⑪⑪⑪⑪
ハイペースだが、逃げた馬と2番手の馬が飛ばしただけで、3番手以下の馬にとっては実質ミドルペースだっただろう。休み明け2戦目、良馬場と条件好転したユニバーサルバンクが快勝。3着クレスコグランドは休み明け初戦、勝馬より1kg重いトップハンデだったが、勝負処で中団から前に進出し、直線でもじりじりと勝馬に詰め寄った。結構長い間脚を使っており、ユニバーサルバンクとの比較ではこちらを上位に取りたい。
積極的に買いたいのは、ワールドエース・マイネルロブスト・ゴールドシップの3頭。後は前で安定した競馬ができるスプリングステークス1・2着馬グランデッツァとディープブリランテを追加する。マイネルロブストは道悪競馬に不安が残るが、稍重にまで回復した馬場なら何とかならないだろうか。
今回の勝負
6番 ディープブリランテ
9番 ワールドエース
11番 マイネルロブスト
14番 ゴールドシップ
18番 グランデッツァ
の5頭ワイドBOX 各500円
計5,000円
朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)
12.2 - 11.0 - 11.3 - 11.4 - 11.9 - 12.0 - 11.7 - 11.9 1.33.4 良
2着 マイネルロブスト ⑥⑤⑧⑤
12着 スノードン ⑫⑪⑫⑫
ハイペースだったが、2着マイネルロブストはそれでも少し行きたがっていた。すぐに流れに乗り、内々で脚を溜めたが直線はじりじりとしか伸びず。すぐ前にいた勝馬アルフレードには離されてしまったが、粘る4着馬はしっかり捉えた。勝馬には完敗したが、前に行けるスピードとバテない強みは見せた。
ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(GⅢ)
12.8 - 11.2 - 12.7 - 12.8 - 12.6 - 12.6 - 12.3 - 11.8 - 11.4 - 12.2 2.02.4 良
1着 アダムスピーク ③③③⑤
2着 ゴールドシップ ⑭⑮⑬⑤
3着 グランデッツァ ④④③②
4着 トリップ ⑦⑦⑤④
スローペースの一戦。注目は2着馬ゴールドシップ。出遅れて後方からの競馬になるもペースが上がった残り4ハロン地点からマクって前に進出、直線も渋太く伸びて3着馬をハナ差交わした。この馬以外の4角で外を回った馬が軒並み2桁着順に沈んでいるのも、ゴールドシップの実力を裏打ちする。勝馬アダムスピークは道中行きたがっていたが、直線では狭いスペースから抜け出して完勝。瞬発力のあるところを見せ付けた。3着グランデッツァは4着馬を振り切ったところで力尽きた感。休み明け初戦の影響か、若しくはこの馬にとって2000mは微妙に長いのかもしれない。4着トリップは力負けだろう。
京成杯(GⅢ)
12.4 - 10.8 - 11.9 - 12.3 - 13.0 - 12.7 - 12.3 - 11.8 - 11.7 - 11.7 2.00.6 良
2着 マイネルロブスト ⑫⑫⑪⑪
4着 アーデント ⑧⑥⑥⑥
5着 スノードン ⑭⑮⑮⑬
9着 ロジメジャー ⑤⑥⑤⑤
ミドルペース。残り4ハロンからペースアップし、ラスト3ハロンは総て11秒台で纏めている。ある程度の末脚の持続力が問われるレースとなった。2着マイネルロブストは勝馬ベストディールに半馬身及ばなかったが、バテない強みを存分に発揮した。
若駒ステークス
13.5 - 12.2 - 13.2 - 13.3 - 13.2 - 13.5 - 12.5 - 11.7 - 10.7 - 11.5 2.05.3 重
1着 ゼロス ①①①①
2着 ワールドエース ⑤⑤⑤⑤
1000m通過が1.05.4。前半1000mと後半1000mのタイム差が5秒5もある超絶スローペース。そんなスローペースで重馬場、僅か5頭の少頭数レースとなれば、当然前に行ったもの勝ち。このレースの結果は考慮に入れる必要は無いだろう。ただの調教。
きさらぎ賞(GⅢ)
13.1 - 11.5 - 11.9 - 12.5 - 12.7 - 11.6 - 11.3 - 11.3 - 11.1 1.47.0 良
1着 ワールドエース ⑩⑩⑧
3着 ベールドインパクト ⑤②②
7着 スノードン ⑨⑧⑧
スローペースだったが、勝馬ワールドエースにとって前走の若駒ステークス程の展開的不利という訳ではなかった。ラスト4ハロンが総て11秒台、しかもゴールに近付くにつれ、速くなっているラップタイムを見れば、この馬の末脚の破壊力が窺い知れる。
共同通信杯(GⅢ)
12.9 - 11.9 - 12.5 - 12.8 - 12.5 - 12.1 - 10.9 - 11.0 - 11.7 1.48.3 良
1着 ゴールドシップ ④③③④
2着 ディープブリランテ ①①①①
5着 コスモオオゾラ ②③③②
スローペース。ゴールドシップが実力通りに完勝。スタートで出遅れず、好位から流れに乗れたが、直線で少しモタついた感。急激にペースが上がった為か、元々エンジンのかかりが遅いのかは分からない。瞬発力は無いが、持続的な末脚が使えるのは確か。
弥生賞(GⅡ)
12.5 - 11.0 - 12.7 - 13.5 - 13.4 - 13.1 - 12.3 - 11.9 - 11.5 - 12.0 2.03.9 稍重
1着 コスモオオゾラ ⑥⑤⑤⑤
2着 トリップ ①③④③
3着 アーデント ⑥⑦⑧⑧
7着 メイショウカドマツ ①①①①
8着 アダムスピーク ⑤⑦⑤⑤
道中に13秒台のラップタイムが3つ出現するスローペース。上がりのタイムも大したことなく、レベルの低い一戦。
若葉ステークス
12.6 - 11.8 - 13.1 - 12.7 - 12.8 - 12.7 - 12.3 - 11.9 - 11.9 - 12.6 2.04.4 稍重
1着 ワールドエース ⑫⑫⑫⑫
2着 メイショウカドマツ ①①①①
ワールドエースがスローペースも稍重馬場もものともせず完勝。
スプリングステークス(GⅢ)
12.9 - 12.1 - 12.5 - 12.4 - 12.2 - 12.2 - 12.2 - 11.8 - 12.4 1.50.7 重
1着 グランデッツァ ⑥⑥④③
2着 ディープブリランテ ④④④③
3着 ロジメジャー ⑦⑦⑦⑥
4着 サトノギャラント ⑨⑨⑨⑨
6着 モンストール ⑩⑩⑨⑪
7着 マイネルロブスト ⑩⑪⑨⑨
10着 ゼロス ②③③②
一応スローペースに分類されるが、他の前哨戦に比べるとラップタイムの上下動が少ないミドルペースに近いレース。となれば、マイネルロブストのバテない強みが活かされそうであったが、重馬場で実力を発揮できずに終わった。グランデッツァとディープブリランテの1・2着馬は後続に3馬身以上の差を付けており、世代上位の実力を見せた。
ハナズゴールに遅れをとったとはいえ、チューリップ賞上位3頭が中心となる。条件好転のプレノタート、阪神ジュベナイルフィリーズ3着で紅梅ステークス優勝のサウンドオブハートの2頭を追加。さらに大穴として、不良馬場のハイペースとなったアネモネステークスを先行して2着に粘ったマイネエポナを追加しておく。
今回の勝負
2番 エピセアローム
8番 マイネエポナ
10番 ジェンティルドンナ
12番 プレノタート
13番 サウンドオブハート
17番 ジョワドヴィーヴル
の6頭ワイドBOX 各500円
計7,500円
阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)
12.6 - 11.1 - 12.1 - 12.2 - 12.2 - 11.7 - 11.0 - 12.0 1.34.9 良
1着 ジョワドヴィーヴル ⑫⑨⑩
2着 アイムユアーズ ②④④
3着 サウンドオブハート ⑧③③
4着 イチオクノホシ ④⑪⑪
7着 プレノタート ⑯⑫⑫
8着 エピセアローム ⑪④⑥
10着 トーセンベニザクラ ⑮⑫⑫
11着 ファインチョイス ①②①
14着 アラフネ ⑨⑫⑫
18着 エイシンキンチェム ②④④
スローペース。ジョワドヴィーヴルの強さだけが際立った一戦。2着馬に2ヶ2分の1馬身差を付け、同世代牝馬の中で一枚上の実力を見せ付けた。2着アイムユアーズは出遅れたもののメンディザバル騎手の好判断で先行したのが奏功。3着サウンドオブハートは出たなりの位置で追走していたが、すぐに好位を取りに行って好走。武豊騎手の好判断。逆に騎手のペース判断ミスによって惜しい結果になったのが、4着イチオクノホシ。良いスタートを切って好位を進んでいたが、外枠の馬が来た時に抑えてしまった。最後はジリジリと伸びていただけに、好位で追走していたら2着争いには加わっていた可能性が高い。
チューリップ賞(GⅢ)
12.7 - 10.9 - 12.1 - 12.3 - 12.2 - 12.2 - 11.3 - 11.8 1.35.5 良
2着 エピセアローム ⑥⑦⑥
3着 ジョワドヴィーヴル ⑦⑤⑥
4着 ジェンティルドンナ ⑨⑧⑧
阪神ジュベナイルフィリーズ程ではないが、このレースもスローペース。ただ、前者がラスト3ハロンの末脚比べになったのに対して、後者はラスト2ハロンだけの追い比べとなった。優勝したのは、直前で桜花賞を回避したハナズゴール。この馬に2ヶ2分の1馬身以上の差を付けられた2・3・4着馬だが、休養明け初戦及び熱発明けの一戦とある程度言い訳が用意されており、何より勝馬が出走しないのであれば、この一戦の結果にそんなに神経質になる必要はないだろう。ただ、桜花賞がスローペースの瞬発力勝負になった時は分が悪そうだ。
フィリーズレビュー(GⅡ)
12.2 - 10.7 - 11.4 - 11.8 - 11.9 - 11.9 - 12.9 1.22.8 良
1着 アイムユアーズ ④③③
3着 プレノタート ⑯⑯⑬
4着 イチオクノホシ ⑩⑩⑩
12着 ファインチョイス ⑥④⑤
14着 エイシンキンチェム ①①①
15着 ダームドゥラック ⑬⑭⑬
ハイペース。アイムユアーズは好位から抜け出し鮮やかな勝利を飾ったが、ラスト1ハロンのラップタイムを見ると1600mの距離には不安が残る。逆に3着プレノタートは道中離れた最後方から良く追い上げて来ており、距離が200m伸び、内回りから外回りへ変わる桜花賞では前進可能。