天皇賞(春)の2・3着馬と金鯱賞勝馬の実力を評価する。ブエナビスタは何と言っても最強馬。その称号は簡単には譲れない。穴として期待するのはハートビートソング。この馬も強い4歳世代の一頭。昨年の青葉賞では、ペルーサ、トゥザグローリーに続いての3着。素質はある。一旦立て直して、順調に来ている今なら大駆けがあっても驚けない。トゥザグローリー・ローズキングダムは天皇賞(春)が負け過ぎ。アーネストリーは金鯱賞で展開利がありながら勝馬に完敗。ドリームジャーニーは好調だった頃の調教に戻ったという理由だけでは飛びつけない。
今回の勝負
1番 ナムラクレセント
3番 ルーラーシップ
4番 エイシンフラッシュ
7番 ハートビートソング
8番 ブエナビスタ
の5頭ワイドBOX 各500円
計5,000円
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天皇賞(春)
13.2 - 11.7 - 12.9 - 13.0 - 13.4 - 12.5 - 12.9 - 12.6 - 13.9 - 12.6 - 12.0 - 12.2 - 11.7 - 11.4 - 12.1 - 12.5
2着 エイシンフラッシュ ⑩⑩⑩⑧
3着 ナムラクレセント ⑩⑩①①
7着 ビートブラック ③⑤⑩⑧
11着 ローズキングダム ⑦⑧③③
13着 トゥザグローリー ⑤①③③
16着 フォゲッタブル ⑱⑰⑥⑧
当たり前のようにスローペースだが、最後の直線までに4度も先頭が変わる激しい展開となった。ナムラクレセントが向正面で一気に先頭を奪ってからペースアップ。2000m走った後の1200mが11秒から12秒台前半のラップタイムで推移。古馬ナンバーワンを決めるに相応しいスタミナとスピードの持続力が求められる展開となった。やはり特筆すべきは3着ナムラクレセント。後半の展開を自ら作り出し、尚且つ勝馬から2馬身差に踏み止まったのだから、この馬のスタミナは相当なもの。2着エイシンフラッシュは激しく動く展開の中でじっとしていたのが奏功した。4角最内を通った馬達が掲示板を独占する中、唯一外を通って差して来た。上がり3ハロンの脚は出走メンバー中2位。この馬の実力も疑いようがない。7着ビートブラックはペースが上がった所で後退、その順位を維持するのが精一杯だった。11着ローズキングダムは終始折り合いが付かず。13着トゥザグローリーも折り合いに難があり、1角でハナを奪ったが、ナムラクレセントにマクられて万事休す。16着フォゲッタブルはスタートに失敗し、最後方から途中動いて行ったが実力的にどうにかなるものではなかった。
金鯱賞
12.6 - 11.4 - 12.6 - 12.8 - 12.4 - 12.5 - 11.8 - 11.8 - 11.7 - 12.8
1着 ルーラーシップ ⑮⑬⑥④
3着 アーネストリー ②②②②
スローペース。残り4ハロンからの末脚勝負。勝ったルーラーシップはスタート直後に鐙が外れて3馬身以上の不利を被り、且つ展開上の不利も重なったが、それらをものともせずに逃げ粘るキャプテントゥーレを差し切った。展開不問の強い競馬だった。3着アーネストリーは休み明け初戦だったことを割り引いても、有利な展開でルーラーシップに完敗したのだから、本番で同馬を逆転するのはほぼ不可能だろう。
目黒記念
7.0 - 10.9 - 11.0 - 12.4 - 12.7 - 12.4 - 12.1 - 12.3 - 12.4 - 12.6 - 11.4 - 12.1 - 13.2
2着 ハートビートソング ③④④③
4着 トレイルブレイザー ⑧⑧⑦⑦
12着 フォゲッタブル ⑨⑩⑨⑪
長距離戦にしてはハイペース。2着ハートビートソングは先行してよく粘った。自身より前にいた馬に勝たれたのは相手が軽量だったので仕方が無いか。ただ、最後の1ハロンのラップタイムが急激に落ちているのと、ゴール前3着以下の馬たちに追い詰められたところを見ると、本番で距離が短くなるのは歓迎の筈。4着トレイルブレイザーは展開に恵まれた感。
ヴィクトリアマイル
12.0 - 10.6 - 10.9 - 11.1 - 11.3 - 11.6 - 12.0 - 12.4
2着 ブエナビスタ ⑮⑬⑬
ハイペース。展開に恵まれて良く追い込んで来たが、同じく展開に恵まれた勝馬にはクビ差届かなかった。自身は上がり3ハロン出走メンバー中1位の末脚を使っており、海外帰り初戦としては悪くない内容。
安田記念
12.3 - 10.7 - 10.9 - 11.5 - 11.6 - 11.2 - 11.6 - 12.2
10着 ダノンヨーヨー ⑰⑰⑮
殆どハイペースのミドルペース。出遅れたダノンヨーヨーは後方からの競馬。直線では良く追い上げたが、10着止まり。スタートがまともだったら上位争いをしていたかもしれない。
後日、更新します。
今回の勝負の結果
1番 ストロングリターン 2着
3番 スマイルジャック 3着
4番 クレバートウショウ 4着
7番 シルクアーネスト 14着
8番 アパパネ 6着
13番 ダノンヨーヨー 10着
14番 リアルインパクト 1着
18番 リーチザクラウン 17着
8頭BOX買いも1・2番人気馬が飛んでくれたお蔭で、的中3点が総て4桁という高配当となった。
リアルインパクトは4kg差の恵量を活かした積極的な競馬で栄冠を勝ち取った。テン乗りの戸崎騎手も好騎乗。ストロングリターンは速いペースでも脚が溜められることを証明した。惜しい2着。スマイルジャックは昨年と同じ3着。これがこの馬の限界なのか、三浦騎手の技量の問題なのかは正直分からない。
アパパネは今春の最大目標がヴィクトリアマイルだっただけにこの敗戦も仕方が無い。GⅠ勝利の余勢を駆って、もう一丁GⅠを勝てる程体力が無いのだろう。ダノンヨーヨーは出遅れたのが痛かった。シルクアーネストはさすがに狙い過ぎたか。リーチザクラウンは後ろから競馬をして欲しいと思っていたが、北村宏司騎手が前に行かせてしまった。溜めれば良い末脚を持っているのだが……。
悔やまれるのが4着のクレバートウショウ。直線でまたもや前が壁になってしまった。追えば弾けそうな手応えが残っていたにも拘らず、結局壁は開かず。窮屈なラチ沿いに進路を取らざるを得なかった。最後まで諦めずにじりじりと伸びて来たが、スムーズな競馬が出来てさえいれば3着は充分にあった。私の馬券的にも本当に悔しい4着だった。
さて、この半期のGⅠを10戦消化して、個人的な勝ち負けは5勝5敗となった。半期5勝はブログ開設以来新記録なのだが、ここまで来たら宝塚記念もきっちり当てて勝ち越しを狙いたい。また、馬券収支では、宝塚記念で超無謀な勝負を仕掛けない限り、プラス計上で上半期を終えることが確実となった。はぁ、やっとここまで来ましたという感じです。ラスト一戦も頑張ります。
今回の収支:+16,530円
2011年上半期収支:+26,280円
ブログ通算収支:-141,970円
マイル戦線の層が薄いという認識があり(個人的に)、前哨戦の分析から買いたくなる馬も多く、このレースは大混戦だと感じている。トリガミの危険は承知の上で、久し振りに8頭BOXを組む。クレバートウショウはマイラーズカップの分析だけでは消したくなるが、前走の京王杯スプリングカップの内容を見て反撃を期待する。全盛期を過ぎたとはいえ武豊騎手が引き続き手綱を取るのも魅力。シルクアーネストは準オープンを勝ったばかりだが、大混戦故に紛れての3着を期待したい。リアルインパクトは54kgで出走出来、斤量面で有利。古馬一蹴の可能性もある。リーチザクラウンは前走の大敗は参考外。3角で躓き、4角ではトモを滑らせ、レースにならなかった。前々走の末脚を信じたい。
今回の勝負
1番 ストロングリターン
3番 スマイルジャック
4番 クレバートウショウ
7番 シルクアーネスト
8番 アパパネ
13番 ダノンヨーヨー
14番 リアルインパクト
18番 リーチザクラウン
の8頭ワイドBOX 各300円
計8,400円
マイラーズカップ
12.4 - 11.0 - 11.6 - 11.6 - 11.4 - 10.9 - 11.5 - 11.9
1着 シルポート ①①①
2着 クレバートウショウ ②②②
3着 ダノンヨーヨー ⑤④⑤
4着 アパパネ ⑨⑧⑨
6着 スマイルジャック ⑫⑪⑬
8着 コスモセンサー ③⑤③
9着 リーチザクラウン ⑭⑭⑯
10着 ライブコンサート ⑨⑩⑨
スローペースで行った行ったの結果。典型的な人気薄の逃げ切り勝ち(7番人気)。勝ったシルポートはスローペースなのに後続を離して逃げるという展開がドンピシャで嵌った。2着クレバートウショウにしても同じ、離れた2番手を競りかけられる事無く楽に追走できた。この2頭を本番で高評価するのは危険すぎる。4着アパパネ、6着スマイルジャック、9着リーチザクラウンの上がり3ハロンは33.2秒、33.0秒、33.1秒でそれぞれ出走メンバー中3位、1位、2位。アパパネは人気するだろうが、他の2頭も過小評価禁物。
谷川岳ステークス
12.4 - 10.8 - 11.5 - 11.8 - 11.7 - 11.6 - 10.7 - 12.3
1着 リディル ③③③
スローペース。勝ったリディルは展開に恵まれた感が強い。勝負が決した後とはいえラスト1ハロンのラップタイムが急激に落ちている点も不満。
NHKマイルカップ
11.9 - 10.7 - 11.3 - 11.8 - 11.9 - 11.3 - 11.4 - 11.9
3着 リアルインパクト ⑧⑨⑨
ミドルペース。3着リアルインパクトは出遅れとまではいかないが出負けして中団からの競馬。直線では前が壁になるロスが少しあり、スムーズな競馬が出来ていれば勝ち負けになっていたかもと思わせる内容。
みらい賞
12.3 - 10.8 - 11.4 - 11.8 - 11.9 - 11.4 - 11.6 - 11.6
1着 シルクアーネスト ⑦⑦⑧
スローペースも4着までを道中中団から後方に位置した馬で占めた。勝ったシルクアーネストは直線での仕掛けられての反応が抜群で、残り2ハロンの地点では進路を何処に取るか考える余裕すらあった。最後は、横一線の2着争いを尻目に1か4分の3馬身をつけて圧勝。ラップタイムを見ても最後までスピードが落ちていない事が分かる。準オープンの一戦だが、ひょっとすると本番で穴を空けるかもという期待を持たせてくれる。
京王杯スプリングカップ
12.4 - 11.0 - 11.6 - 11.4 - 11.0 - 11.2 - 11.6
1着 ストロングリターン ⑦⑨⑦
2着 シルポート ①①①
3着 ジョーカプチーノ ①②②
4着 コスモセンサー ④⑤④
5着 クレバートウショウ ④⑦⑦
8着 エーシンフォワード ⑥③③
9着 サンカルロ ⑬⑮⑮
スローペース。2着シルポートはまたしても楽に逃げさせてもらえるという展開利があった。3着ジョーカプチーノも同様に展開に恵まれた。本来ならこの馬がシルポートを早目に捕まえなければいけない筈だったのだが、明らかに勝ちに拘らない競馬をしていた。そんな2・3着馬をまとめて交わした1着ストロングリターンは、直線で一旦は包まれたが、前が開いて追い出されるとジリジリと脚を伸ばし、何とか勝利を収めた。ただ、この勝馬よりも注目しておきたい馬がいる。5着クレバートウショウ。この馬は道中ストロングリターンとほぼ同じ位置におり、直線でも同じように前が開くのを待っていたが、外に出せた同馬に対して内に進路を取らざるを得ず、ゴールまで馬群に包まれたまま終わってしまった。ムチは1発も入れることが出来なかった(レース後に武豊騎手もコメントしている)が、追われた時の反応は勝馬と同等若しくはそれ以上だった。上がり3ハロンのタイムは勝馬33.1秒に対して、33.3秒。進路さえ開いていれば、この馬が勝っていた可能性は充分にある。
ヴィクトリアマイル
12.0 - 10.6 - 10.9 - 11.1 - 11.3 - 11.6 - 12.0 - 12.4
1着 アパパネ ⑨⑨⑪
かなりのハイペースだが、オウケンサクラが後続を離して逃げた為。それでも、後続にとってもハイペースだったに違いない。アパパネは昨年の年度代表馬の追撃を凌いで勝利を掴んだが、展開に恵まれた感もあり、絶対無敵ぶりを見せ付けた訳ではないことに注意したい。