今回の勝負の結果
2番 グランアレグリア 3着
4番 ドゴール 12着
5番 マイネルサーパス 10着
13番 ニホンピロヘンソン 15着
回収率0%
前半47.7秒、後半46.2秒というスローペースの割には、馬群は縦長、しかも後方の密度が高いという不思議な展開になった。当然、前にいた馬達にかなりアドバンテージがあり、結果として、後方にいた馬達は悉く馬群に沈んだ。各順位毎の着差も大きく、レースレベルとしてはかなり低かったのかなと感じた。
グランアレグリアは先行したものの目立った末脚を使うことはできなかった。牡馬との差もあったのだろうが、牡馬に混じって1番人気に推される程の実力は無かったというだろう。
マイネルサーパス、ドゴール、ニホンピロヘンソンの3頭は後方から競馬をして、全く見せ場すら作れなかった。厳しい展開だったのは事実だが、実力も足りなかったようだ。
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今回の勝負の結果は以下の通り。
海外競馬に関して知見は深くなく、じっくり検討する時間も無かったので、各レース3頭のみピックアップしてレースを楽しむスタンスで臨んだ。
【第25回香港ヴァーズ】
1番 ヴァルトガイスト 5着
6番 イーグルウェイ 4着
10番 リスグラシュー 2着
回収率0%
海外競馬で日本馬はあまり積極的に買わないのだが、今の充実度なら好走可能と判断してリスグラシューをピックアップ。後方追走、勝負処から外を通って進出開始、直線ではエグザルタントを一旦交わしたように見えたが、勝馬の勝負根性にクビ差だけ負けてしまった。
ヴァルトガイストとイーグルウェイは凱旋門賞4着、香港ジョッキークラブマイル優勝という戦績からピックアップ。共に内での競馬となったが、直線で馬群がごちゃついたのが災いした。ばらけると伸びてきたので、個人的な馬券の面でも、実に惜しい競馬となってしまった。
【第20回香港スプリント】
2番 ミスタースタニング 1着
4番 ビートザクロック 3着
5番 ホットキングプローン 9着
回収率160.0%
単純に香港ジョッキークラブスプリントの1・2・3着馬をピックアップ。スプリント戦線は地元香港勢が強く、ファインニードルの好走可能性は低いと感じていた。
終わってみれば、香港調教馬が6着までを独占する結果となった。
ミスタースタニングは最後の直線で先行する馬を交わすのにやや手間取ったように見えたが、無事に連覇を達成した。
ビートザクロックは後方から良く追い上げたが、勝馬には完敗の体。
ホットキングプローンはハナを切って、最後の直線も半ばまでは踏ん張っていたが、力尽きてしまった。秋4戦目で体調のピークも過ぎていたかもしれない。
【第28回香港マイル】
1番 ビューティージェネレーション 1着
5番 ビューティーオンリー 4着
9番 サザンレジェンド 3着
回収率180.0%
このレースも地元馬が強いだろうと判断して、またもや単純に香港ジョッキークラブマイル1・2・3着馬をピックアップ。
このレースは7着までを香港調教馬と日本調教馬で分け合う結果となった。
ビューティージェネレーションは圧倒的強さを見せて連覇を達成。3コーナー手前で先頭を奪うとそのまま押し切ってしまった。
サザンレジェンドは先行策から、混戦となった2着争いに早くから加わったが、僅かに2着馬に後れを取ってしまった。
ビューティーオンリーは最後方追走から、最後の最後に2着争いに加わったが、4着が精一杯だった。
終わってみれば、香港ジョッキークラブマイル1・2・3着馬の間にヴィブロスが割って入った形となり、個人的な馬券としては、軽視した日本馬にワイド完全的中を阻まれるという悔しい結果となった。
【第32回香港カップ】
2番 タイムワープ 3着
8番 グロリアスフォーエバー 1着
9番 ディアドラ 2着
回収率473.3%
このレースは、出走メンバーをざっと見渡して、「行った行った」の競馬になるなと感じた。タイムワープとグロリアスフォーエバーの全兄弟2頭がすぐにハナと2番手の序列を決めてくれたら、共に馬券対象となる可能性は高いと考え、この2頭をまずはピックアップ。そこへ割って入るとすれば日本馬のサングレーザーかディアドラだろうが、スローペースからの瞬発力勝負なら後者だろうと判断し、3頭目を決めた。
結果は想定した通りとなった。グロリアスフォーエバーが逃げ切り勝ちを収め、2番手追走のタイムワープがそのまま残ろうかというところへディアドラが強襲して2着に。
展開も馬券も見事に完全的中となった。
最後の最後で自分でも驚く程の結果が出せて、4レーストータルでも回収率200%を越えた。勿論嬉しいのだが、あまり深く考えずに出した結論だけに、少し複雑な気分だったりする。
今回の勝負の結果
4番 シェーングランツ 4着
5番 メイショウショウブ 6着
13番 ダノンファンタジー 1着
16番 グレイシア 15着
回収率0%
上位4頭までを後方待機策の馬が占めたが、その理由としては展開云々よりも強力な先行勢が居なかったというのが正解だろう。さして見所の無いレースと感じた。
ダノンファンタジーは1番人気に応える勝利を飾った。しかし、個人的にはどうしても「そこそこ強いんだろうな」以上の感想が出て来ない。
シェーングランツも良く走ったといえば良く走ったし、もっと頑張れた筈だといえばそうだろうとも思う。馬券の対象にならなかったのは単なる勝負の綾だろう。
メイショウショウブは2番手で競馬をし、最後の直線では見せ場を作ったが、最後はバテてしまった。
本命に推したグレイシアだが、馬券を買った後に馬体重を確認してみると、何とマイナス12kg。この時点で好走できない事を覚悟した。道中は後方の外目を追走していたが、そのまま存在感無く15着でゴール。精神面の成長がなければ、今後の活躍は見込めそうにない。
今回の勝負の結果
1番 アンジュデジール 4着
2番 ルヴァンスレーヴ 1着
10番 センチュリオン 12着
13番 ミツバ 8着
14番 ヒラボクラターシュ 9着
回収率0%
先週に続いて1番人気に推された3歳馬が圧勝する結果となった。中京競馬場ダート1800mのコースは先行有利が明らかなのだが、それでもアメリカからやって来た先行タイプのGⅠ馬が前に圧を掛けると踏んで、差し馬の出番を期待していた。終わってみれば、アメリカGⅠ馬の存在感は無く、先行した馬達と、これまた良く知られたコースの特徴、4コーナーで内を回った馬が有利というセオリーを守った馬で上位を占める結果となった。
ルヴァンスレーヴはやはり強かった。スローペースを見越して先行させたミルコ・デムーロ騎手の判断も勝因の一つだろうが、2着馬に2馬身半差を付けており、その強さに疑問を挟む余地は無い。
アンジュデジールは最内枠を活かして逃げの戦法に出た。上手くスローペースに持ち込んだが、4着に残るのが精一杯だった。
ミツバとセンチュリオンはそれぞれ中団を追走。前者は外で後者は内でスムーズに追走していたが、直線で見せ場を作る事すらできなかった。残念ながら、実力が足りていなかったという事だろう。
ヒラボクラターシュは展開の助けがあっての完敗。何をかいわんや。
今回の勝負の結果
1番 アーモンドアイ 1着
6番 サンダリングブルー 10着
8番 キセキ 2着
回収率76.6%
現役最強牝馬が衝撃的なレコードタイムを叩き出して、現役最強馬の一歩手前まで上り詰めた。その走破タイムは2分20秒6。記憶が確かならば、これまでの世界レコードを1秒以上塗り替えた筈だ。
走破タイムだけではなく、実はレース内容も衝撃的だったりする。
ラップタイムは以下の通り。
12.9‐10.8‐12.2‐12.3‐11.7‐11.8‐11.7‐11.4‐11.4‐11.0‐11.4‐12.0 2.20.6
特筆すべきは、7ハロン目から9ハロン目にかけての600mを34秒5で駆け抜けているにも関わらず、上がり3ハロンで34秒4を計時している点だろう。過去との比較は馬場の差もあるので一概には言えないが、向正面からラスト1ハロン手前までずっと11秒台のラップタイムが続く展開は史上最高レベルの持続力を試されたと考えて良いだろう。後世に語り継がれるレースとなるに違いない。
アーモンドアイは結果だけではなく、その内容でも古馬牡馬の上位陣を完膚なきまでに叩きのめした。これで国内に残る敵はレイデオロ唯一頭となった。
キセキは相手が悪かったとしか言いようがない。鞍上の川田将雅騎手が考え得る最高の展開に持ち込んだが、勝馬の力が想像の遥か上を行っていたという事。ただ、この馬の強さも相当なもので、今後も古馬GⅠ戦線の主役を張る一頭である事に疑いはない。
サンダリングブルーは硬い馬場が生むスピードに付いて行けなかった。個人的には1コーナーに差し掛かる前に勝負あったなと感じた。残念だが、日本の競馬では能力を発揮できなかったようだ。
蛇足ながら、私見を述べさせて頂ければ、ジャパンカップは京都競馬場で施行した方が良いと思う。東京競馬場芝2400mのコースはスタンド前発走になる。どうしても観衆の大歓声によって、レース直前に集中力を削がれる馬が出てくる。ファンファーレやそれに呼応するファンの騒然とした雰囲気に慣れていない外国馬は尚更だろう。実はサンダリングブルー陣営はレース後にそういう主旨の発言をしている(それについて非難している訳ではない)。京都競馬場なら芝2400mのコースは4コーナー奥のポケットがスタート位置となるので、馬にとっての騒音はかなり軽減され、外国馬も実力が発揮し易くなるだろう。そもそも、チャンピオンディスタンスのGⅠが東京競馬場でしか行われていないのも疑問に思っている。